起業してはいけない5つの理由
起業してはいけない
前回は独立起業した時のメリットをまとめました。
今回は逆に、起業のデメリットを書いてみたいと思います。
多くの人は起業してはいけません。
それはなぜなのか。その理由をまとめていきます。
①誰も指示してくれない
会社にいた頃は、これやっといて、目標はこれだけね、とかいろいろと指示されると思います。
それが面倒に感じるかもしれませんが、独立すると誰も何も指示してくれない状態に突如放り込まれます。
何をしていいか、何をすべきかわからない。
そんな不安な気持ちになりますが、頼れるのは自分しかいません。
起業している先輩や知り合いがいれば話も聞けるかもしれませんが、基本的にみんな忙しくて親身になって対応してくれるわけでもありません。
全ては自分次第、何をするのも自由な分、何をするか決めるのも自分です。
サラリーマンのように、仕事がいつでもある状態ではないのです。
②取引先や従業員に悩まされる
取引先も人間です。
担当者が運良くいい人であればいいのですが、必ずしもそうとは限りません。
こいつやなやつだなー、と思っていても、売上のためには愛想よくしなければいけません。
邪険にしていたら突然取引が無くなったり、値下げや無茶なサービスを要求されたりすることも少なくありません。
自分一人でやっているうちは取引先だけでまだ気楽ですが、人を雇ったり外注したりし始めると悩みのタネが指数関数的に増えていきます。
従業員が働いてくれない、あれがほしいこれがほしいと文句を言い始める、外注先が別の仕事で忙しくて受けてくれなくなる、外注先の担当者が変わって品質が著しく下がる等、いろいろなことが起こります。
あちらを立てればこちらが立たず、板挟みに悩む日々を送ることになります。
現場のマネージャーやディレクター経験があれば活きてきますが、仕事を取ってくるのもその粗利を決めるのも自分自身で行うことができるでしょうか。
③自由な時間が減る
起業する前は自由な時間がたくさん取れてハッピーな人生だろうなーと考えていたのが、起業してから全く逆であることに気が付きます。
何事も自分で決めて進められる分、逆にすべてが自分にのしかかります。
意外と1日でできることが少ないことに気づいたときにはもう手遅れ、徹夜しても納期に全く間に合わない、ただひたすらに焦るその気持はいつになっても忘れられません。
従業員や外注先に頼ろうにも、深夜までやってから間に合わないことに気づいてしまうと打つ手なしの状態になってしまうこともしばしばあります。
お客様がリスケを呑んでくれればいいものの、そのかわり値下げを要求されたり、次から仕事をいただけなくなったりしてしまいます。
そうならないように先に先に進めようとしますが、その結果自由な時間が殆どなくなっていることに気づいて呆然とすることもあります。
でもやめるわけには行きません。お客様が待っています。
期待に答えるために頑張るしかありません。
④いつも仕事のことを考えてしまう
どこに行っても何をしてても仕事につながる思考回路。
原価がいくらで、広告費がいくらぐらいで、投資がこれくらいで、回収は何年でやって、月々の支払いと収入がいくらで…。
好きな店が実はかなり苦境に立たされているんじゃないか?そう考えて生きていくのが辛くなることもしばしば。
旅行や遊びに行っても全部その思考が巡ってしまいます。
いままでどうやって楽しんでいたんだろう、そう自問自答してもやはり仕事が気になって仕方がありません。
⑤失敗した時のリスクが大きい
これが一番のデメリットかもしれません。
在庫を抱えている商売であれば、捨てるわけにも行かずかといって値下げして売り切るのもいつになることやらわかりません。
在庫のない商売でも、うまく売れない間は貯金を切り崩して暮らしていくことになるでしょう。
貯金がなくなったら?融資に頼る?審査がおりなかったら?審査がおりても足りなかったら?間に合わなかったら?
不安や心配は一度味わってしまうと頭から離れることはありません。
うまく行っているのにさらに売上をあげようと奮闘して空回り、悲しいスパイラルに突入してしまいます。
おわりに
独立起業すると誰もが直面するデメリットをまとめてみました。
怖いことや悲しいことがたくさんありますが、当然メリットもその分あります。
起業のメリットもまとめてありますので、そちらも合わせて読んでみてください。
今日のペンちゃん
ちょっと暗いですが、おやつコーンにむしゃぶりつくペンちゃんです☆
一粒一粒丁寧に外して食べています。かわいい♪
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