独立起業後にやったら絶対ダメなこと4つ
独立したら絶対に〇〇してはいけない
独立に限らず、色々としてはいけないことはあると思います。
ですが、特に独立起業したら絶対にしてはいけないことをあげていきたいと思います。
誰も教えてくれない、してしまってからからでは遅い、取り返しの付かないこともたくさんありますので、参考になれば幸いです。
①借り入れに頼る
これは意外に思う方もいるかも知れません。
店舗の開業であれば、ほぼ必ずローンを組んで店舗設備や内装工事を行います。
こういった投資は問題ありません。
費用対効果を考えて、返済計画を立てて、無理のないように事業運営するという意味では全く問題ありません。
ではなぜ借り入れに頼ってはいけないのか。
特に問題なのが、売上が全く立つ見込みのない状態での借り入れです。
創業融資や運転資金など、財務状況の悪くならない最初のうちであればある程度借り入れることができます。
ですが、審査の際に出す返済計画が嘘であってはいけません。
とりあえず借り入れてから売上を立てる方法を考える、これが一番の問題です。
「最初に資本金がないと何もできないだろ」
「とりあえず借りてから売上を立てればいいんだから問題ないよ」
そう言われるかもしれませんが、これははっきり言って間違いです。
それはなぜか。
売上が立たないということは、収入がないということになります。
そうすると、貯金・資本金を切り崩しながら生活し、事業を成功させるために努力を続けることになります。
さらに返済にまで頭を悩ませることになります。
当然事業に集中なんてできません。
もし失敗したら?うまく行けば問題ありませんが、本当に失敗したら借金まで抱えて新しい仕事探しをしなければなりません。
その恐怖に耐えながら、振り払いながら売上を上げる努力ができるでしょうか。
答えはノーです。
借金が悪いわけではありません。大事なのは順番です。
借り入れに頼る前に、確実にある程度売上を立てられるようにしておきましょう。
②準備しすぎる
これは何にでも言えることですが、特にスタートアップの頃には言えることです。
準備をすることは重要ですが、準備し”すぎる”のは問題です。
「これくらい売れるだろう」そう見込んで必要のない投資をする。
「いきなり注文が来て在庫がなかったら大変」そう思って過剰に仕入れておく。
「こうなった時のために先回りしておこう」と必要のないところまで手を回しておく。
そのすべてが命取りになりえます。
前にも記事で書きましたが、必要最低限で事業をはじめて数年かけて大きくしていく。
それがなければ個人で独立して起業するメリットがありません。
確かにその準備がなければ取れない仕事もあると思いますが、このあたりは完全にあなた自身の感覚でしかわからないことです。
準備することはとても重要ですが、準備しすぎるのは程々にしましょう。
③少ない顧客を頼りにする
これはよく言われることですが、やはり絶対にやめたほうがいいことです。
なぜダメなのかを解説します。
例えば、毎月の売上がほとんど一人の顧客から上がっている状態だとしましょう。
その顧客が他社に乗り換えたり、担当者が変わったり、事業を縮小したりすればそれだけで売上が立たなくなってしまいます。
他社に乗り換えた場合は何がいけないのか、乗り換えた理由を聞いて改善・交渉することができます。
ですが、担当者が変わったり、事業が縮小したりした場合はどうしようもありません。
そこからすぐに新しい顧客を探すことができればいいのですが、そう簡単には見つかるはずもありません。
そうなるとあなたは途端に廃業の危機に陥ってしまいます。
業種の違う、もしくは対立関係にあって共倒れにならない複数の顧客を少なくとも3~4は持っていたほうがいいでしょう。
もちろん複数の顧客同士の情報は漏らさないように固く約束することが前提です。
場合によっては契約書の秘密保持条項等で明文化しておきましょう。
④感情に流される
意外とできていないのが、この感情に流されない、ということです。
「社長はよく怒る」「失敗した部下に怒鳴る」
こんなイメージがドラマや映画でよく描かれているため、それが社長なんだなと勘違いしている人も多いでしょう。
もちろん誰にもわかってもらえないし打ち明けられないストレスが人一倍かかる立場ではあります。
ですが、それでも感情に任せて怒ってはいけません。
それはなぜか。
いくつか理由はありますが、絶対に感情に任せて怒ってはいけない理由は以下の3つです。
・怒ると冷静な判断ができなくなる
・怒ると相手が萎縮する
・怒ると取り返しのつかないトラブルになる
それぞれ詳しく見ていきましょう。
・怒ると冷静な判断ができなくなる
これは誰でもわかることだと思いますが、感情に流されている状態では理性的な判断があまりできません。
「あの人はああだから」「そんなに言うなら自分でやってみろ」
そういう風に考えたり、思ったりしていても間違えても言葉にしてはいけません。
口にすると自己暗示にかかってしまい、より怒りがエスカレートします。
怒っている状態では他のことが頭に入らなくなり、怒りに頭が占領されてしまいます。
「あのときああしていればよかった」
こう思うときは、たいてい冷静な判断が足りていないときです。
冷静に怒るべきときに怒るのは構いませんが、感情に任せて怒るのは絶対にやめましょう。
・怒ると周りの人間が萎縮する
これは自分ではなく相手や周りの人間への影響です。
一度怒ってしまうと、周りの人間は「あの人はよく怒る人だから」「何を言ったら怒られるかわからない」と思います。
そう思われてしまうと、あなたに対して何もアドバイスをくれなくなりますし、意見を聞いてもいいことしか言わないイエスマンが増えてしまいます。
反対意見を言ってくれる人、耳に痛いことを言ってくれる人は貴重です。
そういう人に誤解を与えないためにも、少なくとも人のいるところで怒るのはやめましょう。
・怒ると取り返しのつかないトラブルになる
理性的な判断ができなくなった結果、言ってはいけないことやしてはいけないことをしてしまってトラブルになります。
これも怒るのは絶対にやめたほうがいい理由です。
独立すると、全責任が自分にかかってきます。
とても大変なストレスだとは思いますが、そこに取り返しのつかないトラブルまで追加で抱える必要はありません。
必要以上に怒ってトラブルを招くのはやめましょう。
さいごに
独立してから、右も左も分からずにやってしまって後悔することはたくさんあります。
ですが、これを読んだあなたは少しそんな経験を減らせることでしょう。
この記事が誰かのお役に立てれば幸いです。
今日のペンちゃん
巣穴から出てきて寝ぼけ眼のペンちゃん。
あたまに藁が乗ったままでかわいい♪
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