成果についての考え方

成果についての考え方

成果とは

前回は成果を出すための心がけをまとめてみました。

そのときにも触れましたが、成果そのものを正しく捉えられていない方が多いように思います。

成果とは目的、目標を達成した結果に得られるものです。

なんのために努力しているのか、目指しているものが正しいのか、そんな気持ちが湧き上がってくるようなら、一旦立ち止まって目標について考え直してみるのも良いかもしれません。

 

 

何を目的とするべきか

すでにある程度成果を上げていたり、目的をはっきりと持って進んでいる方であれば必要ありません。

ですが、そうでない方や、悩んでいたり疲れているときにふと立ち止まって考えることがある、という方は多いと思います。

何を目標とするべきか、なんのために努力しているのか、何を目指しているのか。

そんな方は、すこし落ち着いて一人になって考えてみてください。

「自分が一番大事にしているものはなにか」

「自分にできること、得意なことはなにか」

その中で、「これさえ達成できればすべて満足して死んでいける」ぐらいに強く思えるもの、出来事、状態を考えてください。

くれぐれも肩書や自分個人で完結することを目標にはしないようにしてください。

長い人生の中で簡単に達成できてしまうようなことが目標だと、それを達成すると燃え尽きてまた元通りになってしまいます。簡単には達成できない大きな目標を決めましょう。

 

また、目標が達成されたことを他人に見せたり、数値で示したりできる必要は全くありません。

達成したかどうかは自分が判断できるだけで必要十分です。

目標が歪んでしまわないよう、他の人の称賛を求めすぎないことも念頭に置いてください。

そうしないと、称賛を得ることが目標にすり替わって、達成する方法や途中目標もすべて崩れて歪んでいってしまいます。

自分だけが、達成したと判断できるような目標にしてください。

 

目標をもって努力していけば、疲れることや選択に迷うことはあっても、どうしていいか悩むことは少なくなります。

 

「家族を幸せにする」

これも十分な目標です。

子供がいればその子供をきちんと教育して、孫、ひ孫にも幸せになってもらえるようにすることが目標になってきます。

両親、親族、あるいは友人でも構いません。

その人達を幸せにするのはとても大変で、一筋縄では行きません。

 

「世界から病気をなくす」

とても偉大な目標です。

ビル・ゲイツがマラリア撲滅に努力していますが、こういった大きなことも当然目標になります。

 

 

それを達成するために達成するべき途中目標を探す

さて、目標が見つかったら、次にはそのために成し遂げなければならない踊り場、中継ポイント、途中目標を見つけてください。

例えば、誰かを幸せにするという目標を持っていると、当然そのための知識と経験が必要になります。

知識や経験を得るためには、経済力が必要になるかもしれません。

そうなると、まずは転職して給料を上げるのか、いいアイディアがあれば独立して大きく儲けるのか、そういった具体的な行動が見えてきます。

 

経済力が必要にならなくとも、色んな人にあって話を聞いたり、本や映画で他人の考え方について学ぶ必要もあるでしょう。

そのためには友人の付き合い方を考え直したり、新たな友人を作ったりする必要も出てきます。

 

こういった途中途中で必要になる目標も途中目標として設けておきましょう。

そうすれば、大きすぎる目標に途方に暮れることもなく、一歩一歩着実に進めていくことができます。

 


 

どうやって達成するべきか

大きな目標と、途中目標が決められたら、後はそれぞれをどうやって達成するかを考えましょう。

目標達成のために経済力が必要だとしても、強盗や詐欺をしてはいけません。

色んな人に合うことが必要だとしても、全く関係のないビジネスセミナーや交流会に参加し続けても実りは少ないかもしれません。

できれば関連性のある方法で、少なくとも法や道徳にかなった方法で達成するようにしましょう。

関連性が持てなくても、どうしても外れない方法だったり、これしかないということも状況によってはあると思います。

そういうときは、迷わずその方法で進めていきましょう。

間違っていればやり直しになりますが、目標を見失わなければそれも苦にはなりません。

目標を達成するために必要だった経験値を得られたのだと考えてみてください。

 

 

成果を得たときに誰が幸せになるか

目標の決め方とその途中にある目標、それぞれの達成方法について考えました。

次に、日々チェックしていただきたいポイントがあります。

その目標を達成したとして、自分以外の誰が幸せになるか。本人が気づいていなくても構いません。

もしくは、誰か不幸になる人がいても、それより多くの人が幸せになるかどうかでも判断できます。

自分以外誰も幸せにならないのであれば、また不幸になる人のほうが圧倒的に多いのであれば、それは極端に言ってしまえば犯罪との明確な違いがないとも言えます。

画期的な発明でも、地球環境を破壊してしまったり、人体に大きな悪影響があればそれは直接的には使えません。もちろんそのデメリットを改善することを目標とすべきでしょう。

 

目標達成の結果、誰が幸せになるのか。これは常々忘れないようにしておいてください。

 

 

さいごに

個別具体的に書くととんでもない長さになるので、やや抽象的な内容になりましたが、この記事が誰かのためになれれば幸いです。

疑問点等ありましたら、コメント等でお知らせください。

 

 

今日のペンちゃん

今日のペンちゃん

最近はずっとトイレがお気に入り。

しばらくしたら走り出すよ。かわいい♪