起業したら一番最初にするべきこと
最初にするべきこと
独立、起業したら一番最初にすることは何でしょうか。
気合を入れる?企業理念を考える?
そういったことも重要ですが、業種を問わず実際問題として一番大事なことが3つあります。
とくに法人としての起業を考えている方は必見の、起業して一番最初にすること3つについてまとめてみます。
①青色申告
青色申告については知っている方が多いと思いますが、念の為簡単におさらいしましょう。
簡単に説明すると、青色申告をすると、過去3年分の赤字を持ち越すことができます。
つまり、今年赤字でも3年先までに黒字が出たとき、赤字分を補填する形で税金計算される、といった具合です。
今年120万円赤字でも、向こう3年が40万円の黒字なら、法人税がかからないことになります。
乱暴な説明ですが、かなりお得なことは伝わったと思います。
さて、このお得な青色申告ですが、法人の場合決まりがあります。
以下引用です。
設立第1期目から青色申告の承認を受けようとする場合の提出期限は、設立の日以後3か月を経過した日と設立第1期の事業年度終了の日とのうちいずれか早い日の前日までです。なお、この期限が休日等に当たる場合は、休日等明けの日が提出期限となります。
国税庁HPより
つまり、登記所に設立日として申請した日から数えて3ヶ月以内に青色申告の提出をする必要があるということです。
忘れないうちに、起業して登記が完了したらすぐさま申請するのが良いでしょう。
私はこれを忘れていて、司法書士の先生が真っ青になったのを覚えています。
幸いなんとか間に合いましたが、私のようにならないよう早めに申告するようにしてください。
②最初の取引の記録
これも意外かもしれませんが、法人名義の口座や事業用で口座を作ろうと思っている方は必ずするようにしてください。
最初の取引ですが、登記後のものでなくても構いません。
登記前にある程度実績があり、その取引履歴が残っていればいいのです。
仕入れと販売の見積書、納品・契約書、請求書、入出金履歴、輸出入であればINVOICEをすべて、できれば原本で取っておきましょう。
これも私がつまずいたところです。
仕入れのINVOICEと見積書はあったのですが、肝心の販売がまだ予定の段階で実績として示せませんでした。
結果、法人口座が最初の半年くらい作ることができず、ずっと個人の口座でやり取りをしていました。
その年の決算で大変な目に遭ったのは言うまでもありません。
③ホームページを作る
起業したてのうちは、必ずホームページを作るようにしましょう。
このご時世、ホームページ無しで営業していると信用に関わってきます。
例えば名刺に、ホームページが書いていない業者と取引するとなると、その担当者でしか判断ができません。
私の取引先にもそういう方がいますが、それでも通販専用のサイトは持っているようです。
WIXなどで簡単に作れますし、作るのが難しい方はこういったホームページ制作業者もありますので検討してみてください。
私もweb制作を承っておりますので、よろしければお声がけ頂けますと幸いです。
さいごに
他にもやるべきことはたくさんあると思いますが、業種や戦略によってもマチマチですので、どんな方にでも当てはまる必須のやるべきことを解説しました。
起業して真っ先に何をすればいいのかわからない、誰もが直面する問題ですが、その簡単な回答になれていれば幸いです。
今日のペンちゃん
ケージの隅っこでゆっくり。
これから寝る準備かな?
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