起業する商材を選ぶ3つの方法
商材の選び方
独立開業するときに、特に悩むことは何でしょうか。
一般的には、ヒト、モノ、カネと言われています。
皆さんわかるかとは思いますが、一応それぞれについて説明してみましょう。
ヒト・モノ・カネが必要
ヒト
人脈、取引先のこと。
起業したてですと新規の開拓が必要ですが、すでに人脈があればそこまであくせく営業しなくて済みます。
モノ
販売する商材のこと。これ次第ですべてが決まると言っても過言ではありません。
売れない商材ほど営業が取れないものもありません。
カネ
資本金のこと。
開業資金は多ければ多いほうがいいです。
創業融資を受ける際も、この開業資金で上限額が決まります。
いちばん大事なのはモノ(商材)
上でも書きましたが、起業においていちばん大切なものはヒト・モノ・カネの中でモノ(商材)になります。
流行り物や売れやすいものであれば楽で、そうでない場合は厳しい。
一般的にはそういう認識になります。
では、その他にこういう商材がいいと言うような条件はあるのでしょうか。
その条件についてまとめていきたいと思います。
①安定して仕入れられること
安定して仕入れられること。とても大事なことです。
安定して仕入れられること。
とても大事なので2回言いました。
仕入先が1社しかない場合や、海外からの輸入でとても時間がかかる場合には困ったことになりがちです。
大量に受注が取れたぞー!と思ったのもつかの間、船便なので入荷まで2ヶ月かかります、なんてこともザラにあります。
入荷の必要がないIT系やサービス系でも、対応できる人材が不足していたり、人材が安定しなかったりするとリスクになります。
人材難が深刻な派遣を雇えばなんとかなる、は少し古い考え方のようです。
そもそも派遣できる空き人材がいない、スキルが足りない、単価が高すぎるなど様々な原因で人員確保に苦労することが多くなっています。
ツイッターやインスタグラムで従業員がいたずら、蓋を開けてみれば派遣社員の仕業だった、そんなニュースも見聞きします。
できれば安定している正社員を雇用しての人材確保がベストですが、正社員の確保も難しければ、派遣ではなくテレワークで業務を請け負う業者に依頼しましょう。
おすすめの請負業者→フジ子さん
派遣よりも単価が安く、安定しているためおすすめです。
②少なくても長く売れること
年間の売上は以下の計算式で求められます。
商品価格 × 月間販売数 × 12ヶ月
見ての通り、商品によって変わる要素が2つあります。
そのどちらかがゼロだと売上もゼロになってしまいます。
商品価格は次に解説します。月間販売数について考えてみましょう。
販売数が大きく変動する商品とはどういうものでしょうか。
例えば季節商品ですと販売数がゼロになることもあります。
クリスマス商品しか取り扱っていなければ、12月以外は販売数はほぼゼロになることでしょう。
流行り商品も季節商品のように、一時期ものすごく売れて、その後は下火になって全然売れなくなります。
このように売れ行きに波のある商品一本で商売を始めると、その季節に万が一売れなかったときのリスクがかなり大きくなります。
それと引き換え、ティッシュやボールペンは季節に関係なくある程度の販売数が見込めます。
そういったいつでも売れる商品を販売するほうが圧倒的にリスクが少なくなります。
③粗利を確実に取れること
先程紹介した計算式を思い出してみましょう。
商品価格 × 月間販売数 × 12ヶ月
先程の②では月間販売数について解説しました。
次に、商品価格についてご説明いたします。
どちらの商品が優れているでしょう。
・一つ売れて100円の利益のある商品
・一つ売れて10000円の利益のある商品
当然10000円の方です。
この10000円が粗利と呼ばれるものになります。
粗利が多ければ多いほど儲かり、少なければ少ないほど儲けが減ります。
できるだけ高く売れて、粗利の取れる商材を選ぶようにすると失敗も少なくなるでしょう。
これとは逆の考え方に、薄利多売というものがあります。
利益を少なくしてでもたくさん売って、その少ない利益を積み重ねて稼ぐ、という商売技法です。
昔はこれでも良かったのですが、少子高齢化で人口が減少しており、最低賃金が上がるごとに固定費が増え、保険料も上がり続けている現状ではあまりおすすめできません。
今は良くても、固定費が増えると賄えなくなるかもしれません。
値上げをすればお客様は来なくなってしまうので簡単にはできませんし、かと言って固定費は上がり続ける。
そうならないために、高単価で確実に粗利の取れる商材を選ぶと良いでしょう。
まとめ
まとめると、開業にあたって選ぶべき商材は、以下のようなものということになります。
・安定して仕入れと販売ができて、一つ売ることで粗利がある程度見込める商材
それを探すことができるまでは起業しない方がいい、それくらいに考えておけば失敗しにくいでしょう。
逆に今そうでない商材で商売をしている場合、できるだけ早く新しい商材を探したほうが無難です。
もしくは今ある商品に付加価値をつけて、粗利を高くする工夫をするようにしましょう。
今日のペンちゃん
よじ登るのだって得意だよ!
そんなに登って、落ちたら危ないよ。
ちっちゃい足でしがみついてめっちゃかわいい♪
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